ニシノムラサメ（2014年生、母ニシノシルエット）

ニシノムラサメ（2014年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋村雨。江戸時代の読本に登場する刀の名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時17歳）と交配したニシノシルエットが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C2十一十二。

経歴

デビュー前

佐宗応和厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2017年）

9月11日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は501kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったシンフォニックにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の後楽園は都心の大人の遊び場賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグラシューに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月28日、中3週で迎えた4戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のワイルドドーターをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月23日、中3週で迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスーパーレインボーを半馬身振り切って雨中の激戦を制した。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた14戦目は、ルビー賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた15戦目は、横川尚央騎手を鞍上に迎えて、マジシャンLUNA登場記念（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横川尚央騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメロメロパンチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月1日、中2週で迎えた18戦目は、佐原特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、なまずの里よしかわ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、楓賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、一般C1九十（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

12月10日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、初冬賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横川尚央騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5歳（2019年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横川尚央騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横川尚央騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた25戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた26戦目は、入梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた27戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた28戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、ハートビートVR記念（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2四五六ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は臼井健太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウインウェルスに交わされて1馬身差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、川崎競馬秋のトリプルチャンス賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカラリラを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月29日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月9日、中5週で迎えた35戦目は、一般C1八九（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月17日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたリコーマッカリー決め手に屈してクビ差の2着となった。

6歳（2020年）

1月10日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた38戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた39戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で仲野光馬騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

2020年4月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。