エイシンゴテス（1984年生、母エイシンチドリ）

エイシンゴテス（1984年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時10歳）と交配したエイシンチドリが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。1986年のフェニックス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月19日、デビュー戦は湯窪幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニホンピロクリアに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯窪幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバンルビーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月10日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯窪幸雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホーマンマリモを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

8月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で湯窪幸雄騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（1987年）

1月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で湯窪幸雄騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

2月7日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月21日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は湯窪幸雄騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯窪幸雄騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4歳（1988年）

5月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい最後はスズカエンペラーと並んで15着同着となった。

6月11日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。