インゴットバード（2018年生、母レッドルシアン）

インゴットバード（2018年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鋳塊+鳥」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したレッドルシアンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のショウナンパプリカに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月21日、約9か月半の休み明けで迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

7月16日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5歳（2023年）

10月9日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月12日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

6歳（2024年）

2月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

5月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた15戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルイリャルギに交わされて1馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、一般C3 17（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城野慈尚騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレグナムに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で城野慈尚騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウオーパスをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で城野慈尚騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルベロに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。