エスペランサナナ（2011年生、母ロングディライト）

エスペランサナナ（2011年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「希望（西）＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したロングディライトが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年のかさオク・サンクス賞(一般C10)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

2月22日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

7月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月4日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた9戦目は、うお座特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月29日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロトカレンチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

1月20日、中6週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマイネカグヤヒメに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンコアーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた16戦目は、井原ファミリー来場記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた17戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイブアスにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-5（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5歳（2016年）

1月13日、中2週で迎えた24戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C17 20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアグリデジタルに1馬身の差をつけて制した。

1月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフジノキンメダルに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月11日、中1週で迎えた26戦目は、OKB大垣共立銀行杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた27戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（10戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケセラストーンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月17日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。