マイネルフォーコン（2020年生、母マジックシアター）

マイネルフォーコン（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+隼(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したマジックシアターが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,265万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月31日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

12月3日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ユメハハテシナクにハナ差交わされて2着となった。

12月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3歳（2023年）

1月8日、中1週で迎えた5戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったエムズマインドにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月29日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ナイトアクアリウムに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトモジャケーヤを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

8月20日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた11戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったディキシーガンナーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はB.ムルザバエフ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、エメラルドビーチに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったゴッドセンドにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

9月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったストライクオンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた20戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったドゥータップにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。