ディバインウインド（2003年生、母ユーワトップレディ）

ディバインウインド（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神風。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスカミカゼ（当時10歳）と交配したユーワトップレディが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中一英。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の2歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村中一英から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって1,575万円で落札された。

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

7月8日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマスコットダイヤをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月14日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

12月19日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったゲームメーカーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2006年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月20日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳戦の朝顔特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月12日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアマノ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の楓蔦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2007年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十1112（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C2六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

8月29日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、伸びてきたセラフ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月10日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた24戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田信大騎手（9戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田信大騎手（10戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月15日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山田信大騎手（11戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサントウイナー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月4日、中2週で迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた29戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月18日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、強羅特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（12戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（13戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月13日、中4週で迎えた32戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（14戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた33戦目は、トワイライト・ビーナス賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（15戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（16戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（17戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで止まることなく走り抜いたが、伸びてきたスカイラン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（18戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた37戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はナンヨーミドルと並んで2着同着となった。

9月26日、中3週で迎えた38戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた39戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（19戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。