セラフ（2003年生、母カネショウダイヤ）

セラフ（2003年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「第一位の天使。天使の中の天使、最上級の天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時13歳）と交配したカネショウダイヤが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方27戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2四アイ。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3歳（2006年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ショウナンガッドに交わされて3馬身半差の2着となった。

8月19日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

11月17日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の藍の花特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた14戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4歳（2007年）

1月12日、中1週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、テイエムクレバーに交わされて1馬身差の2着となった。

3月9日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したニイタカブロードにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2十11（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2九十（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったクリノハリマオーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のディバインウインドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた30戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5歳（2008年）

1月11日、中4週で迎えた32戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したジュノベーゼを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2 14（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したローカルスターにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月8日、中1週で迎えた34戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、一般C2-11 12（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月8日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた38戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり最後はハヌルと並んで8着同着となった。