エンゼルパワー（2001年生、母エリモアイリス）

エンゼルパワー（2001年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使の能力」。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時13歳）と交配したエリモアイリスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月13日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

3歳（2004年）

2月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

6月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノスミレをクビ差制して初勝利を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミハタバリュウに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月15日、中5週で迎えた8戦目は、3歳（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラカミーノから8馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C5-10（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5 16（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木正騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーシンボルに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4 C5-11（高崎ダート1330m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-10（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（5戦3勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた14戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4 12（高崎ダート1330m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた15戦目は、一般C4 15（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月30日、中1週で迎えた16戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C4-8（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2005年）

1月31日、中4週で迎えた17戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた19戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森田直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた30戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は原口義史騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた34戦目は、浅沼傑騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた35戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。