ヴァルトラウテ（2020年生、母ヴァルキリー）

ヴァルトラウテ（2020年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歌劇に登場するヴァルキリー。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のレッドファルクス（当時9歳）と交配したヴァルキリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の桃瀬もゆ1周年&Vtuberデビュー記念(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石ビクトリーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって440万円で落札された。

中村直也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月10日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したジュエルピーチを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月3日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた11戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、桃瀬もゆ1周年&Vtuberデビュー記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマヒートに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のシンビジウム賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のロサムンディーに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2024年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（6戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず最後はデイトンウェイと並んで11着同着となった。

4月7日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた16戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月31日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの香嵐渓特別バーレーン賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた21戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた22戦目は、楽天競馬でポイント投票!賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。