ラスエモーショネス（2015年生、母Dahlia’s Krissy）

ラスエモーショネス（2015年3月20日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「感情、喜怒哀楽（西）。たくさんの想いを背負って走ることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のFastnet Rock（当時14歳）と交配したDahlia's Krissyが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月25日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のキルロードを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月1日、中5週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、レーツェルにハナ差交わされて2着となった。

12月10日、中4週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

3歳（2018年）

2月10日、中8週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

7月28日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4歳（2019年）

3月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。