ジツリキザッツワン（2007年生、母ステイトリーダンス）

ジツリキザッツワン（2007年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父産駒で一番馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザッツザプレンティ（当時7歳）と交配したステイトリーダンスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月23日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中4週で迎えた6戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイノセントメイデンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた9戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったホワイトワンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の加藤&角田&松田いつか元気で!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、バイヤーストーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラインラピットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のきゃろっとぱーく♪賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックプリンセスに約13馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドリマンドに半馬身届かず2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバランスシートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月25日、中7週で迎えた18戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたケンケンマスター決め手に屈してアタマ差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた23戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた24戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた26戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アイキャンにアタマ差交わされて2着となった。

12月21日、連闘で迎えた27戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（2011年）

4月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた29戦目は、千葉ジェッツ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6月25日、中2週で迎えた32戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、せんまや夜市30周年記念レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた33戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた34戦目は、十和田駒街道レース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた35戦目は、黒沢川せせらぎ公園レース（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた36戦目は、白神賞（盛岡芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた37戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、神無月賞（盛岡芝1000m 雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月15日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた39戦目は、衣川歴史ふれあい館レース（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ピカソに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた40戦目は、盛岡りんごレース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。