ザアトム（2019年生、母キルシュワッサー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、廣崎利洋HDによって7,920万円で落札された。

2歳（2021年）

10月23日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2022年）

2月6日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイチヴィヴァンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月10日、中5週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ユウグロスファクタに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

6月18日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったルヴェルジェに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月16日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

5歳（2024年）

2月4日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く持ち堪えて、最後は2着のグランファラオを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

9月8日、中8週で迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。