スマートプラネット（2012年生、母アンダルシア）

スマートプラネット（2012年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「スマートな惑星」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時14歳）と交配したアンダルシアが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地32戦3勝2着3回。2015年のフィリーズレビュー(牝G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大柳ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって283.5万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月7日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したマコトダッソーに3/4馬身届かず2着となった。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したリバークルーズにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメジャーフォルムを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月5日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のダイワバーチューに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切り、6着を確保した。

3歳（2015年）

2月14日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4月25日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

9月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月4日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた18戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイッテツを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月18日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でT.ベリー騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月14日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦1勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

5歳（2017年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたディープジュエリー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた29戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6歳（2018年）

1月21日、中9週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。