サンリヴァル（2015年生、母アンフィルージュ）

サンリヴァル（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「無敵（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時8歳）と交配したアンフィルージュが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。2018年の皐月賞(G1)で2着に入った他、2017年のホープフルステークス(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月3日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のキングスヴァリューをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

9月24日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のファストアプローチに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月28日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2018年）

3月4日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月15日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエポカドーロに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月27日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

4歳（2019年）

12月15日、約19か月の休養明けで迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

2019年12月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。