マルモクイーン（2002年生、母ナムラクイーン）

マルモクイーン（2002年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（まるも組合より）＋女王」。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時18歳）と交配したナムラクイーンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモソングにアタマ差届かず2着となった。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシンプリシティーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2006年）

4月8日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月23日、中8週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

5歳（2007年）

2月3日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、麦秋特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、七夕特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、大暑特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた24戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、仲秋特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた27戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。