シンプリシティー（2002年生、母エンジェルマインド）

シンプリシティー（2002年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「純真、無邪気。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時10歳）と交配したエンジェルマインドが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

7月3日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノレジェンダに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったマルモクイーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンアディユに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホエールシャークをクビ差振り切って未勝利戦を制した。