サチノタカチホ（2009年生、母ウッドスピリット）

サチノタカチホ（2009年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋高千穂」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーヨーシアトル（当時16歳）と交配したウッドスピリットが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は山口牧人。戦績は、中央平地20戦0勝、地方19戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般C1六七。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月30日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた12戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

4月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

7月8日、中6週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた19戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったカネトシテンアップに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月7日、中5週で迎えた22戦目は、除月賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイフポッシブルをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

1月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた25戦目は、水仙特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月23日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、緑陰特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた27戦目は、涼風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたキタサンキャロル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月7日、中4週で迎えた29戦目は、鈴木宣雄古稀記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた31戦目は、埼玉県物産観光館「そぴあ」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したセレブレートサマーを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた33戦目は、オクトーバー賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったダージーパラダイスを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月20日、中3週で迎えた34戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、深秋特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハードクラップを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中3週で迎えた35戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、港町特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月15日、中3週で迎えた36戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、花のまち鴻巣賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモアリュールに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3月6日、中6週で迎えた37戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、神奈川県畜産会会長賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた38戦目は、陽春特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた39戦目は、春眠特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。