アロマベール（2012年生、母アロマジュエリー）

アロマベール（2012年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時9歳）と交配したアロマジュエリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中静一。戦績は、地方35戦5勝2着5回。2014年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2014年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

4月29日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた3戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた4戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハイネをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

7月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったオヤコダカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのビヤパーティAiba浦河特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた12戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハッピールミエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

11月30日、中3週で迎えた13戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハッピールミエールをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3歳（2015年）

3月17日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したジェットシティを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月22日、中4週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブラックレッグに1馬身半の差をつけて制した。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月12日、中6週で迎えた20戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた21戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ミスアバンセに3/4馬身交わされて2着となった。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた23戦目は、3歳オープンの’15スターバーストカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた24戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4歳（2016年）

4月22日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた26戦目は、プレアデス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた27戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた28戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、磯ノ木特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドニゼッティに4馬身の差をつけて5勝目を手にした。

7月13日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた30戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた31戦目は、ペリドットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたドニゼッティ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月12日、連闘で迎えた32戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた33戦目は、サードニクスオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月2日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、ほうらい祭り特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、コスモマイギフトにハナ差交わされて2着となった。

11月29日、中7週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた35戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。