コスモリシャール（2013年生、母コウユーヒカリママ）

コスモリシャール（2013年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチリシャール（当時10歳）と交配したコウユーヒカリママが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般B2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって378万円で落札された。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月22日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3歳（2016年）

2月20日、中8週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したイスズブライトに3/4馬身届かず2着となった。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた10戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月30日、連闘で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、トミケンアールトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシュガーラッシュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スカイフックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のウイントリオンフを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。