トミケンアールト（2013年生、母プリモローズ）

トミケンアールト（2013年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋波（フィンランド語）」。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したプリモローズが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。主な勝ち鞍は2017年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、トミケンによって324万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月12日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

3歳（2016年）

4月3日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた5戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したハクサンメジャーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月29日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦の修平ちゃん祝1歳佐々木記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリレミトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月7日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキングジャスパーに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月21日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の熊本地震被災地復興支援3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったソロショットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B1（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエエカゲンニセイジを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のどいやさ祭特別3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の一向一揆まつり特別3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた15戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモリシャールを3/4馬身差し切って4勝目を掴み取った。

9月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、キングジャスパーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったビッグランチにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2017年）

3月23日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

5月11日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の一般C2十一 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクラアルカンジュに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のホッコーフジヤマに2馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

6月26日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したエムザックブライトを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

7月27日、中3週で迎えた26戦目は、文月特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

10月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、やましろ湯の曲輪浪漫特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた28戦目は、能美ほっこりまつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（10戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた29戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、日本伝統工芸展金沢展特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月5日、中1週で迎えた30戦目は、中学校古典教室特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた31戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、加賀四湯賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた32戦目は、楽天競馬10周年特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた33戦目は、カニ汁大鍋の振る舞い特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5歳（2018年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、大好きそのだけいば特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた35戦目は、いなぼう特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

2月9日、中0週で迎えた36戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、春寒特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた37戦目は、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた38戦目は、宍粟山崎・福井特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた40戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、春だ!競馬だ!そのたんだ!賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた41戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。