ティアップサニー（2010年生、母サオヒメ）

ティアップサニー（2010年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋陽の当たる」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したサオヒメが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方18戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の川崎ヴィーナスシリーズ19スイートピー賞(一般C1 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中昇によって420万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月12日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月21日、中7週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

3歳（2013年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月3日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

4月14日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったファストソングにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったゴールデンファレノにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で黛弘人騎手（7戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で黛弘人騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4歳（2014年）

5月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、彦星特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、シンボリエクレールにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月22日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた18戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた19戦目は、すすき賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたフィロゾフィーオ決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、月光賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた21戦目は、メープル特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

10月17日、中0週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、川崎中央ライオンズクラブ杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、秋嶺特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、深秋特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた25戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の紅梅賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、探梅特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた30戦目は、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定戦の川崎ヴィーナスシリーズ19スイートピー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイスパークを強烈な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

5月13日、中5週で迎えた32戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた33戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。