グレイトショーマン（2019年生、母ミヤビリーティー）

グレイトショーマン（2019年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「偉大な興行師。ファンをわくわくさせる活躍を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時12歳）と交配したミヤビリーティーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似堀牧場。主な勝ち鞍は2022年のメイフラワー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、様似堀牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、様似堀牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会岡浩二によって462万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2022年）

1月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたヨーデル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月22日、中0週で迎えた3戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたトランソニック決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本大輝騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月17日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョリエスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、中7週で迎えた8戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた9戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月6日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、近江しゃも特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

4歳（2023年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月13日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

5月26日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアンサンを半馬身振り切って2勝目をマークした。

6月25日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた15戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた16戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた18戦目は、ショコ壱番屋×ほくりくアイドル部コラボ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ハクサンマックスに交わされて1馬身半差の2着となった。

2022年1月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2024年）

3月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から43kg増やして迎えた19戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。