アンサン（2019年生、母メイレディ）

アンサン（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したメイレディが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下清志。2021年の園田ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入った他、2022年の園田オータムトロフィー(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

木村健厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2021年）

6月24日、デビュー戦は松木大地騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカヌレドボルドーに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のベラジオボッキーニを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツォルフェアアインを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月30日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松木大地騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったガリバーストームに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月31日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松木大地騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったガリバーストームに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の兵庫クイーンセレクション（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松木大地騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月1日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で松木大地騎手（8戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松木大地騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6月9日、中8週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったパーを半馬身捉え切れず2着となった。

7月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノイグナイトをアタマ差振り切って勝利をモノにする

8月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたピンクマルガリータ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイショウコハギに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月22日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、近江米特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で大山真吾騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大山真吾騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月29日、中1週で迎えた21戦目は、B2 3歳以上特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大山真吾騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピンクマルガリータを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

5月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、カーネーション賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で大山真吾騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のジャコエマリックンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

5月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で大山真吾騎手（12戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したグレイトショーマンに半馬身届かず2着となった。

6月15日、中2週で迎えた24戦目は、水無月特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で大山真吾騎手（13戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。