スガノキング（2004年生、母スピードスルー）

スガノキング（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時9歳）と交配したスピードスルーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田哲夫。戦績は、中央平地12戦1勝、地方23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田哲夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、沖田哲夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、菅原光太郎によって315万円で落札された。

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月17日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホクトスルタンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月29日、中5週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4歳（2008年）

12月20日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた12戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月26日、中6週で馬体重を前走からさらに21kg増やして迎えた13戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1二（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた14戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた15戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた16戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、やまぶき賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、姫路港開港50周年記念杯（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフセノハンターをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B1 B2（姫路ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた22戦目は、太子ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた23戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月9日、中8週で迎えた24戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタガノデジタルをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた26戦目は、丹波焼陶器まつり特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、川西源氏特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したタガノブリオレットに半馬身届かず2着となった。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた29戦目は、兵庫の特産品特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2010年）

1月6日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったトーアミステリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月26日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（13戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（14戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。