ピナクルキング（2000年生、母レインボーアトラス）

ピナクルキング（2000年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワカオライデン（当時19歳）と交配したレインボーアトラスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）宇南山牧場。戦績は、地方31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の迎春特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宇南山牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大山二三夫厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2003年）

3月20日、デビュー戦は柏木健宏騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は481kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

4月24日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユーコーゼットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったミツルスキャンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセイエイフクアリを半馬身振り切って2勝目をマークした。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったストームブリンガーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のダリア特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柏木健宏騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1十1112（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柏木健宏騎手（11戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柏木健宏騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で柏木健宏騎手（13戦2勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で柏木健宏騎手（14戦2勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた16戦目は、迎春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で柏木健宏騎手（15戦2勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワイエスカーニバルに1馬身の差をつけて3勝目を収める

1月21日、中1週で迎えた17戦目は、睦月特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で柏木健宏騎手（16戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた18戦目は、早春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で柏木健宏騎手（17戦3勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、弥生特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で柏木健宏騎手（18戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、杉並区特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で柏木健宏騎手（19戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた21戦目は、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で柏木健宏騎手（20戦3勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、こぐま座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で柏木健宏騎手（21戦3勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で柏木健宏騎手（22戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月3日、中0週で迎えた24戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた25戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2005年）

8月14日、約14か月の休み明けで迎えた26戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（23戦3勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（24戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（25戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（26戦3勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（27戦3勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（28戦3勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。