ストームブリンガー（2000年生、母カシマアロー）

ストームブリンガー（2000年6月16日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時13歳）と交配したカシマアローが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永隆範。戦績は、地方41戦3勝2着6回。2005年のはなみづき特別(一般)で2着に入った他、2005年のさつき特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中地エージェンシーから「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

田中康弘厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

8月6日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は463kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

3歳（2003年）

3月5日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったグリーンハーモニーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベティーズオナーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジマックレディーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピナクルキングに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の夕顔特別（大井ダート1690m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1七八（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたオトメユリ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月10日、中4週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1390m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2004年）

1月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユキノツンシンに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4月27日、中3週で迎えた19戦目は、ハーフムーン特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（12戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、緑蔭特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた21戦目は、ムーンストーン特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1二（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、潮騒特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月22日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、’04スパーキングナイターファイナル（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた25戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた26戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5歳（2005年）

1月3日、中4週で迎えた27戦目は、林卓磨騎手を鞍上に迎えて、荒尾金盃（荒尾ダート1900m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミツヨシから2馬身差の2着となった。

2月2日、中3週で迎えた28戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた29戦目は、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた30戦目は、椎葉智昭騎手を鞍上に迎えて、はなみづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタホマレから3馬身差の2着となった。

4月27日、中4週で迎えた31戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンアトムから2馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた32戦目は、エフエム熊本特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は椎葉智昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた33戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、さつき特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた34戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は椎葉智昭騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた35戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で椎葉智昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月16日、中4週で迎えた36戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、JBCカウントダウン80 大村湾特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた37戦目は、馬産地協賛大分川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた38戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズC ホームタウンカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、中6週で迎えた39戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた40戦目は、松浦川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた41戦目は、球磨川特別（佐賀ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。