マルカンラニ（2020年生、母ミヤビセラヴィ）

Marukan Lani

2020.05.16

マルカンラニ（2020年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラニ（当時7歳）と交配したミヤビセラヴィが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金石牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金石牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高野毅厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2022年）

12月26日、デビュー戦は仲原大生騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3歳（2023年）

5月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、松崎正泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したロンギングナイスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松崎正泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったキャプテンフジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松崎正泰騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエイシンペリドットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松崎正泰騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリケアバンペイユをクビ差振り切って制した。

デビュー前

1歳のとき、金石牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高野毅厩舎（大井）へ入厩。

9月17日、中4週で迎えた6戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松崎正泰騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のソフィアコールを半馬身振り切って優勝

4歳（2024年）

7月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松崎正泰騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラビティモデルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、クレイジーソルト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松崎正泰騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマスターオブライフに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中5週で迎えた9戦目は、白露特別（大井ダート1650m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松崎正泰騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュウィールに6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、内濠賞（大井ダート1650m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で松崎正泰騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマルカンブロンドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた11戦目は、ポルックス賞（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松崎正泰騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコアリオに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。