マッドパーティー（1998年生、母ボーイントンキャニオン）

マッドパーティー（1998年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時8歳）と交配したボーイントンキャニオンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月11日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったビリーヴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキゼツシソウに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3歳（2001年）

1月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は今村康成騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4歳（2002年）

1月20日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したバクシンフラワーにクビ差届かず2着となった。

3月10日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6月2日、中3週で迎えた19戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、帯広川西農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月6日、中4週で馬体重を前走から32kg絞って迎えた21戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、トルコ石特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5歳（2003年）

1月23日、中6週で迎えた22戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月10日、中0週で迎えた24戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中力騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中力騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中力騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。