ミティル（2017年生、母Blue Bird Lady）

Mytyl

2017.02.12

ミティル（2017年2月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「童話『青い鳥』の主人公名」。毛色は鹿毛。種牡馬のVerrazano（当時7歳）と交配したBlue Bird Ladyが6歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のチョーズンワンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの沈丁花賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモルトグランデをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2021年）

5月29日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5歳（2022年）

1月26日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から5kg戻して迎えた5戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、香川県オリーブ牛特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた6戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオイルタウンをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、二十三士公園特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2022年2月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。