ウインノーヴァ（2010年生、母アガーテ）

ウインノーヴァ（2010年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋新星」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したアガーテが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方30戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の埼玉県畜産会長賞(一般C2 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって325.5万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着を確保した。

4月20日、中6週で迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月24日、中8週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦の埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドキャサリンをクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた11戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、連闘で迎えた13戦目は、松竹梅賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、白梅賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた15戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

3月27日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ戦のライラック賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、薄暑特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた20戦目は、行田「忍城」賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた21戦目は、向暑特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、花水川特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（10戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、秩父龍勢賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた25戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、サンスポ予想王TV賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた26戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月7日、中0週で迎えた27戦目は、かえで特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着を確保した。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦の彩たまご賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したコスモリュブリューを差し切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた29戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦の荒川特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2015年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた31戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデ戦の黄梅賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた33戦目は、ひなまつり特別（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3月24日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2七八（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた35戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた36戦目は、春興賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（11戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。