クレアーナイト（1989年生、母クレアーブリツジ）

クレアーナイト（1989年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパドスール（当時10歳）と交配したクレアーブリツジが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は今井秀樹。戦績は、中央平地27戦3勝、地方16戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の猪苗代特別(900万下)。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月9日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた3戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクレアールタカオに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月5日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトワソンドールに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

4歳（1993年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（12戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（13戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエプソムフェアリーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（1994年）

4月3日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手（15戦3勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中舘英二騎手（16戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で中舘英二騎手（17戦3勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（18戦3勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（19戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（20戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（21戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg絞って迎えた28戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイティーンウェイに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、中2週で迎えた29戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーテイオーからクビ差の2着に甘んじた。

11月23日、中2週で迎えた30戦目は、畜産杯（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた31戦目は、高崎大賞典（高崎ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドツアラーから1馬身差の2着に敗北した。

6歳（1995年）

1月26日、中3週で迎えた32戦目は、新春杯（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた33戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーシーザーから半馬身差の2着となった。

5月5日、中6週で迎えた34戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月8日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、甲州特別（高崎ダート1900m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた36戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、東国賞（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた37戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったディスコンサートから2馬身半差の2着となった。

12月3日、連闘で迎えた38戦目は、宇都宮記念（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた39戦目は、高崎大賞典（高崎ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1996年）

1月26日、中3週で迎えた40戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエビスサクラからアタマ差の2着となった。

2月4日、連闘で迎えた41戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた42戦目は、烏川特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金井正幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた43戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。