ケイアイハイランド（2001年生、母Highland Tide）

ケイアイハイランド（2001年1月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のOld Trieste（当時6歳）と交配したHighland Tideが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝、中央障害5戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月28日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は520kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイワデンバーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月14日、中8週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月11日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

4歳（2005年）

4月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月14日、中4週で迎えた6戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシンリボルバーに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後はデンコウマッハと並んで8着同着となった。

5歳（2006年）

11月2日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、競馬総合チャンネル賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。