インヴェスター（2021年生、母ゴールデンチャンス）

インヴェスター（2021年3月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「投資家」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時20歳）と交配したゴールデンチャンスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2024年のハヤテありがとう幸希絆ぐぜぃ。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月18日、中9週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2024年）

3月7日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月28日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハヤテありがとう幸希絆ぐぜぃ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るファインスカートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイルドゥノンに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアヴィエーターに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、明日は笠松けいば秋まつり（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッツシンクに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、オキザリス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた9戦目は、やすす杯夢に向かって駆け抜けろ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったブルーチースに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、木枯らし賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2025年）

2月20日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、頂点へ駆け上がるFC岐阜開幕戦（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のセレストに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、スプリングアタック（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（8戦5勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた13戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（9戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、藤の花賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大原浩司騎手（10戦5勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったリオサラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大原浩司騎手（11戦5勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、レディースリカコ記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で大原浩司騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で大原浩司騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したミミコチャンにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で大原浩司騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月11日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、桃月はぐ生誕記念2025（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンテナラストに6馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、処暑特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったホーリーホックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、さば雲特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（16戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したゴールウェイガールを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（17戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたミルミル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた23戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（18戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったセンゴクブショウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、カシオペヤ座特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（19戦5勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた25戦目は、初時雨特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（20戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、神楽月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は明星晴大騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジューンナデシコを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。