フランジヴェント（2017年生、母ライクザウインド）
Frangivento
2017.01.22
フランジヴェント（2017年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「防風(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したライクザウインドが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス。
経歴
デビュー前
金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
6月30日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、逃げるイーサンティラノに半馬身届かず2着に敗れた。
7月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したミーハディビーナに3/4馬身届かず2着に敗北した。
9月1日、中5週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、4着に終わった。
11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイキラッシュをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。
3歳（2020年）
3月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り 雨/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。
5月10日、中7週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモーベットをアタマ差振り切って優勝
6月20日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。
8月30日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったハイアーグラウンドにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
10月18日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
11月28日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。
4歳（2021年）
9月18日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの御宿特別（中山芝1600m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。
11月21日、中8週で迎えた12戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。
5歳（2022年）
2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。
4月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。
2022年4月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。