イーサンティラノ（2017年生、母ブラックウィッチ）

イーサンティラノ（2017年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ティラノサウルスより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時13歳）と交配したブラックウィッチが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤静子。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月30日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のフランジヴェントを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

11月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、2歳1勝クラスの万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3歳（2020年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったテンテキセンセキに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスパンキーワールドを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

7月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2021年）

2月7日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。