マーチリリー（2018年生、母フミノアマゾン）
March Lily
2018.02.15
マーチリリー（2018年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「南アフリカ共和国で3月に咲く花」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時13歳）と交配したフミノアマゾンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、中央平地1戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。
経歴
デビュー前
1歳のとき、谷口牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、手嶋美季によって928.8万円で落札された。
牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
10月31日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレオンベルガーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。
12月20日、中6週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの寒椿賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。
3歳（2021年）
1月31日、中5週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。
6月13日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。
6月26日、中1週で迎えた5戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。
7月10日、中1週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。
8月7日、中3週で迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のエレガントチャームに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。
11月7日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。
12月4日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。
12月19日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。
4歳（2022年）
1月16日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。
2月13日、中3週で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
4月16日、中8週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のアシタバに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする
4月30日、中1週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの東北ステークス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。
7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったクインズメリッサに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
8月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの上越ステークス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。
11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。
5歳（2023年）
1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの江戸川ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。
4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。
7月16日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの会津ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、谷口牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、手嶋美季によって928.8万円で落札された。
朝倉実厩舎（大井）へ入厩。
9月22日、中9週で迎えた21戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
10月4日、中1週で迎えた22戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。
10月30日、中3週で迎えた23戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。
11月15日、中1週で迎えた24戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。