サトノファビュラス（2017年生、母サトノエカテリーナ）

サトノファビュラス（2017年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ものすごい」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したサトノエカテリーナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2023年のアイビスサマーダッシュ(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月14日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のクァンタムリープに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

10月4日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4歳（2021年）

1月17日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

1月23日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったメメントモリにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

2月28日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のスノーテーラーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

8月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

10月2日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモアンジュをクビ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

11月7日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったスマートクラージュにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2022年）

1月16日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月27日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

4月9日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたカリボール決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月2日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジャスパージャックを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

10月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月17日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

6歳（2023年）

2月12日、中7週で迎えた20戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、モルガナイトステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

7月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた22戦目は、福島テレビオープン（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（11戦2勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月29日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（12戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた25戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（13戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7歳（2024年）

4月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、モルガナイトステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。