コスモアンジュ（2017年生、母ゴールドエンジェル）

コスモアンジュ（2017年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+天使(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時6歳）と交配したゴールドエンジェルが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安達洋生から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって313.2万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエリーグランプリに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月19日、中4週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたチェアリングソング決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシオミチクレバ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（2020年）

1月19日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のスターオブフォースに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のシュルルヴァンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月26日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、メイショウミモザに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月1日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹内祐次騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月27日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスのハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丹内祐次騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

4歳（2021年）

6月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹内祐次騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丹内祐次騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で丹内祐次騎手（12戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、サトノファビュラスにクビ差交わされて2着となった。

10月24日、中2週で迎えた18戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた20戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、ゼログラヴィティに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（13戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のデルマカンノンを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月12日、中7週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（14戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた24戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月19日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（15戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7月23日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスのしらかばステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（16戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

12月4日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（17戦3勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

6歳（2023年）

1月29日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2023年2月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。