レッドジゼル（2010年生、母スタイルリスティック）

レッドジゼル（2010年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋バレエ音楽。美しく幻想的な走りを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したスタイルリスティックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の西郷特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったエピファネイアにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

3歳（2013年）

1月19日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリオグランデを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

2月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4月20日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセンティナリーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2014年）

1月11日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したヒュウマにクビ差届かず2着となった。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサンライズピーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で四位洋文騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は9戦連続で四位洋文騎手（10戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るガルデルスリールを鮮烈な末脚で半馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

5歳（2015年）

1月17日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（11戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったケイティープライドにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月12日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（13戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（14戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月17日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（15戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた22戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

6歳（2016年）

2月20日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。