シチテンハッキ（2014年生、母プリンセスローマン）

シチテンハッキ（2014年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「七転八起」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時8歳）と交配したプリンセスローマンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場。主な勝ち鞍は2017年の彩の国黒豚賞(一般C2六七)。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月10日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月24日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

8月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったカネトシラトゥに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月7日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したピーチメルバにクビ差届かず2着となった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、彩の国黒豚賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインタープリンスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月15日、中3週で迎えた14戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホウライスピードに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイサクラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2018年）

2月25日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた17戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた18戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月18日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月2日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた23戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2019年）

1月25日、中6週で迎えた24戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパープルヒストリーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた26戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモズオラクルにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月22日、中2週で迎えた27戦目は、十六銀行たまるンバ杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサノリュウに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月12日、中2週で迎えた28戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホーリーカバージョに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月14日、中4週で迎えた29戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、五月特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたスマートリンク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシシャモムスメに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた32戦目は、メヒカリ賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた33戦目は、イサキ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた34戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ソングオブファイアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中2週で迎えた35戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、笠松競馬場開設85周年記念特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2020年）

2月9日、約5か月の休み明けで迎えた36戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサンライズアイドルにクビ差届かず2着となった。

3月12日、中4週で迎えた37戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルファを3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

3月28日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた39戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた40戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた41戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のコウユーハレワタルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月7日、中1週で迎えた42戦目は、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

2020年6月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。