インクレイーブレ（2000年生、母Holy Speed）

インクレイーブレ（2000年3月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「信じられない（西語）」。毛色は栗毛。種牡馬のAfternoon Deelites（当時8歳）と交配したHoly Speedが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦2勝2着1回、地方2戦0勝。2005年の門別町軽種馬生産振興会特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

4月6日、デビュー戦は高野容輔騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は508kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシーロンパーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したアグネススワットを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で迎えた4戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベガスナイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5歳（2005年）

10月27日、約29か月半の休み明けで迎えた5戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、三石川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、門別町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。