ヒシマーベラス（2009年生、母ヒシアリアケ）

ヒシマーベラス（2009年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時17歳）と交配したヒシアリアケが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地17戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月9日、デビュー戦は加藤士津八騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンベニザクラを鬼脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

9月4日、中2週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

11月5日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3歳（2012年）

1月8日、中4週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から36kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた15戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。