タカノハーバー（2010年生、母チェリッシュレディ）

タカノハーバー（2010年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋港」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したチェリッシュレディが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地16戦3勝、中央障害3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の荒川峡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハシモトファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のフューチャステップをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2013年）

5月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4歳（2014年）

3月29日、約10か月半の休養明けで迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のクリサンセマムをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中博康騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5歳（2015年）

5月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中博康騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモンテエクリプスに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中博康騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6歳（2016年）

4月9日、約9か月の休養明けで迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったケンブリッジアーサからクビ差の2着に惜敗した。

7月2日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。