ケンブリッジアーサ（2010年生、母ケンブリッジジャズ）

ケンブリッジアーサ（2010年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アーサー王より」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したケンブリッジジャズが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地16戦0勝、中央障害6戦1勝2着1回、地方19戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月27日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

5月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のビクトリア賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた10戦目は、和広・綾子結婚記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたダンシングローマン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、彩たまご賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったアレックスキッドにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2014年）

1月9日、中4週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテッペントッタルを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた14戦目は、群雄特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったジョアキーノに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月17日、中6週で迎えた15戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサーマウントを3/4馬身振り切って2勝目を収める

4月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったシンボリスウィフトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた17戦目は、茂子お母さんいつもありがとう記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた18戦目は、紅バラ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったガリャルダに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月1日、中9週で迎えた22戦目は、一般C1六七（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、逃げるシフレディを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1七八（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月11日、中9週で迎えた25戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミキノブルーグラスを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4月26日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた27戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7月18日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた31戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた32戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた33戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2016年）

2月7日、中5週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月5日、中3週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアガスティアから半馬身差の2着となった。

4月3日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月21日、中6週で迎えた38戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノハーバーをクビ差制して4勝目を収める

7歳（2017年）

1月21日、約8か月の休み明けで迎えた39戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた40戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。