トウカイブルボン（1988年生、母トウカイセシール）

トウカイブルボン（1988年6月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時13歳）と交配したトウカイセシールが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着1回。1992年のUHB杯(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月1日、デビュー戦は田所秀孝騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したカシマダイオーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた7戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイヴニンググロウを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1992年）

2月1日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミスターヤマヒサを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

2月15日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキシムポイントに3馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

3月22日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

4月4日、中1週で迎えた11戦目は、なにわステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のニシノブルースに1馬身1/4の差をつけて4勝目を収める

9月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、UHB杯（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（10戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5歳（1993年）

5月8日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、烏丸ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田所秀孝騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6歳（1994年）

1月23日、約8か月半の休み明けで迎えた15戦目は、細雪ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田所秀孝騎手（13戦3勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた16戦目は、松籟ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田所秀孝騎手（14戦3勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、再度山ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田所秀孝騎手（15戦3勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。