ヴォルカニックヒル（2009年生、母ジューンアナガリス）

ヴォルカニックヒル（2009年8月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「火山性の丘」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時10歳）と交配したジューンアナガリスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2六。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

7月7日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

8月26日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた3戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた4戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月27日、連闘で迎えた5戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月10日、連闘で迎えた7戦目は、全国の騎手の想いを胸に突き進む（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のキリンチャンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月17日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月23日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（8戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、シャイニーグリーンに交わされて2馬身半差の2着となった。

4歳（2013年）

1月5日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大坪慎騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアローサンベリーナに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

1月13日、連闘で迎えた15戦目は、みんなの笑顔で被災地に笑顔を届けよう（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大坪慎騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のリバイヴエンブレムをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月19日、中8週で迎えた16戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイチイチイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカネコメツヨシに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた18戦目は、加賀郡ぼうじふだ公開特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた19戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた20戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた21戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ロゼピスケスに3/4馬身交わされて2着となった。

7月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で寺地誠一騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。