ホウオウクリスティ（2016年生、母ヴェイルドクリス）

ホウオウクリスティ（2016年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したヴェイルドクリスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹芳央によって3,888万円で落札された。

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3歳（2019年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンロアノークをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月24日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシングシングシングを3/4馬身振り切って制した。

5月23日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月21日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月20日、中3週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

2021年4月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。