カネコメハーシル（2004年生、母シャダイフラワー）

カネコメハーシル（2004年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋走る。夢に向かって走れ」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時19歳）と交配したシャダイフラワーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、地方17戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月22日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月30日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた8戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月25日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg絞って迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月10日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月22日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（10戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトシエンジェルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンラヴァーに3/4馬身届かず2着となった。

11月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、輝・美幸結婚十年特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月16日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた20戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、安藤正猪還暦祝特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般A4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月8日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般A二 B1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、かきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた24戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、芭蕉レース（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた25戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた26戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた27戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた29戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5歳（2009年）

10月16日、約12か月の休養明けで迎えた30戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、一般E13（高知ダート1300m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた31戦目は、一般E11（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったホウライウォニングに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月29日、中2週で迎えた32戦目は、if特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6歳（2010年）

1月1日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、門松特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野毅騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。