トシエンジェル（2004年生、母トシザミカ）

トシエンジェル（2004年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時7歳）と交配したトシザミカが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方29戦1勝2着1回。2008年の師走特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

5月26日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月24日、中1週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

7月28日、連闘で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカネコメハーシルに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4歳（2008年）

4月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

6月14日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、神楽酒造株式会社社長杯（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、師走特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のノースダンシングに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた19戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルドントイケから2馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた20戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた21戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月28日、中0週で迎えた23戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた24戦目は、ニューウエーブ大崎開設二周年記念（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（5戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月9日、中0週で迎えた25戦目は、第二十回梯梧特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、阿蘇稲星山カップ（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた28戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた29戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（10戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、観音岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、桜島特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた34戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、KJ3の九州記念（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた35戦目は、ひばり特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた36戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた37戦目は、有明新報カップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた38戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた39戦目は、荒尾金盃（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた40戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた41戦目は、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた42戦目は、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた43戦目は、JNB協賛シリーズ阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。