デュプレファーディ（1996年生、母トクノマナード）

デュプレファーディ（1996年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のファーディナンド（当時13歳）と交配したトクノマナードが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年のそよ風特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャイニーマドンナを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテーケーチャンプに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホシノロッキーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月24日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の日日草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたタカラホマレ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月28日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2000年）

1月30日、中4週で迎えた8戦目は、世田谷区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のムテキジョオーに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

3月22日、中2週で迎えた10戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた11戦目は、六分儀座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた12戦目は、そよ風特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のスーパーテーストに3馬身の差をつけて4勝目を収める

6月7日、中3週で迎えた13戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（11戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエビスホワイトオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中4週で迎えた14戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（12戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた15戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた16戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（14戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5歳（2001年）

6月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、高橋文雄騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。0着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた18戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルストームに半馬身の差をつけて優勝

7月7日、連闘で迎えた19戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、妙義山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月30日、連闘で迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、サードニックス特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2002年）

1月2日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般B（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワレインから半馬身差の2着となった。

1月13日、中1週で迎えた24戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、少林山特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた25戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1二イ（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた26戦目は、春暖特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた27戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

4月27日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ケ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月26日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた29戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

7歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた30戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディアレイラを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

2月25日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月27日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた33戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。